■訓練の回数
訓練の回数は年2回実施する
訓練名 | 時期 | 参加者 | 担当者 | 訓練の内容 |
前期BCP訓練 | 6月 | 全職員 | 管理者 | シナリオ訓練(机上訓練) |
後期BCP訓練 | 12月 | 全職員 | 管理者 | 実地訓練 |
■訓練の内容
グループホームで行う業務継続計画(BCP)に基づく感染症訓練の内容は、感染症の発生や拡大を最小限に抑えつつ、グループホームの運営を継続できるようにすることを目的としています。この訓練では、実際の感染症発生時に迅速かつ的確に対応するためのスキルを身につけ、職員間の連携や判断力を高めることが重要です。以下に、具体的な訓練内容を挙げます。
1. シナリオ訓練(机上訓練)
●目的:感染症発生時の手順を確認し、対応策をシミュレーションする
●内容:
・想定される感染症(インフルエンザ、ノロウイルス、新型コロナウイルスなど)の発生シナリオを設定
・感染が疑われる利用者が発生した場合の初動対応を検討
・感染拡大を防止するためのゾーニングや動線確保について議論
・各役割(管理者、看護師、介護士、調理スタッフなど)の具体的な業務と連携方法を確認
・医療機関や保健所との連絡手順、情報提供内容を模擬
2. 実地訓練
●目的: 実際の感染防止対策や手順を体験し、実行力を高める。
●内容:
●感染防止対策の実施
・正しい手洗い、マスク着用、ガウンや手袋の脱着方法の練習。
・利用者の隔離方法(専用エリアへの移動、個室対応など)。
・職員動線の確保と清掃消毒手順の実施。
●物資管理訓練
・染症対策に必要な物資(マスク、防護服、消毒液など)の確認と不足時の調達シミュレーション。
●ゾーニング訓練
・施設内を感染リスクの高低に応じて「汚染区域」「清潔区域」に分け、職員の動線や感染防止策を試行。
●救急搬送訓練
・感染者や重症者の救急搬送を想定した連携訓練
・救急隊への引き継ぎ内容の確認と対応手順の再現
3. コミュニケーション訓練
●目的: 関係者との情報共有を迅速かつ適切に行う。
●内容:
・職員間の情報伝達方法(緊急連絡網や会議の開催方法)
・利用者や家族への情報提供手順と対応方針の共有
・外部機関(保健所、医療機関、行政機関など)との連携手順
4. 評価・振り返り
●目的::訓練の効果を確認し、改善点を明らかにする。
●内容:
・訓練後に振り返り会議を実施し、各チームの動きや判断の妥当性を評価。
・具体的な改善案を検討し、次回以降の訓練やBCPの見直しに反映。
・実際に起こりうる課題や課題解決のための追加措置を議論。
※ 訓練実施時のポイント
1.リアリティのあるシナリオ作成: 実際の感染症発生時に近い状況を再現することで、実効性を高めます
2.職員全員の参加: 全職員が役割を理解し、対応できる体制を整える
3.繰3り返し訓練: 定期的に実施して手順の定着を図る
グループホームでの感染症訓練は、利用者の安全を守るだけでなく、職員の感染リスクを減らし、グループホーム運営を継続させるための重要な取り組みです
●(厚生労働省)訓練教材のダウンロード
「高齢者施設における施設内感染対策のための自主点検について(その2)」
(令2.9.30厚生労働省老健局高齢者支援課ほか事務連絡)」
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